2つあるので一気に紹介します。
表面
カバーにはM-1910キャンティーンカバーと同様に縦のステッチが入れられています。フラップはドットホックでの固定です。キャンティーンカップを入れておくとその部分が擦れるので大抵色抜けした筋が一本横にできてます。材質はもちろんコットン生地です。
ベルトでの固定はM-1956装備ですのでスライドキーパーで行います。ドレインホールは空いていませんので水がカバーに溜まってしまう可能性があります。
裏面
裏にコントラクトが書かれており、右側のものにはCOVER,CANTEEN,M-1956
QM(CTM)11740-E-62
FSN 8465-577-4926
の記載があります。62年度予算調達品でしょうか。 左側はちょっとかすれてて分からないですが大体同じような表記でしょう。
水筒だけを入れておくよりはキャンティーンカップも一緒に入れておくと水筒を出し入れしやすくなります。
内張り
内側は起毛されています。見てわかるように内張りがフェルトで起毛されたものと毛で起毛されたものの2種類あります。個人的には右の毛のものの方が見栄えもさわり心地も良いので好みなんですが、そこら辺拘ると手に取れるところで品定めしないといけませんね。濡れたまま放置すると悪臭を放つことがあるので濡らしたら放置せずまあなるべく早めに乾燥させたほうがよろしいかと思います…内張りがあると他より乾きにくいんで…
縁取りテープ
バイアステープ(縁取りテープ)がコットン製です。この部分はベトナム戦争途中からナイロン製のバイアステープに変更されました。コットンですと腐食しやすいのもあったのでしょうか。どうしても水筒を入れると濡れやすくなりますし、開け閉めで擦れるので痛みやすかったのかもしれません。ナイロンテープでの縁取りが始められたのは67年頃からのようです。
私の場合は何も意識せずコットン縁取りのものが集まりましたが逆にナイロン縁取りしか手にはいらんという人もいるんでしょうな…。コットン縁取りとナイロン縁取りのものが分別されて売られていることはあまりありませんので。
出典 アメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration) |
キャンティーンカバーはまずまず万能でして特殊部隊ではマガジンポーチの代わりとしてこのカバーにマガジンを詰め込んで使用していたこともあったようです。ココらへんは調べれば画像も出てくるかと思います。
ありがとうございます。 水筒カバーに書かれた薄暗い文字を読み取ることができず、おかげで正確に知ることができました。
返信削除ありがとうございます。 水筒カバーに書かれた薄暗い文字を読み取ることができず、おかげで正確に知ることができました。
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