LC-2ピストルベルト 【ALICE装備】

2023/12/11

米軍装備

t f B! P L

ALICEを構成する装備のイラスト
出典 1977年発行 米軍教本 FM 21-15
今回はLC-2ピストルベルトの御紹介です。PALSに押されてあまり見かけなくなりましたが、一部では今でも現用米軍装備と呼ばれています。私もそのクチです(

LC-2ピストルベルト

LC-2ピストルベルトはLC-1ピストルベルトの改良型として登場した装備です。一番大きい変更点はバックルがクイックリリースできるプラスティックのものに変更された点かと思います。というかそれ以外分かりません。若干ベルト部分の質感が変わって柔らかくなった気もしますが、個体差かもしれません。

またこれを改良した通称LC-1Aピストルベルトというものもあるんですが、これもバックルが変更されています。また、サイズ調整のキーパーも変わっています。これはレプリカになりますが一時期持ってたので今度紹介しようかと思います。


LC-2ピストルベルトのバックルは瞬時に取り外せるのは良いのですがプラスティックなので割れやすいかと思います。実際匍匐などで負担を掛けるとポキっと逝ってしまいそうでヒヤヒヤします。

LC-2表記のタグながら金属製バックル(LC-1で使われていたもの)のも存在しますが、製造時から付いていたのか個人的に変えたのかは分かりません。恐らく両方存在するのかとは思ってます。こういったものでも製造のバリエーションは凄まじいので…


グレナダ侵攻時の米兵、ALICE装備を身に付けている
出典 アメリカ国立公文書記録管理局 https://research.archives.gov/id/6377737

本体

ベルト表
素材はナイロンです。色はオリーブドラブですが、黄変してカーキに近いものもよく見かけますね。保管の時には太陽光に晒さないようにしましょう。
改良型のLC-2AになるとUCP迷彩用のグレーのものも登場します。
ベルトの裏
ピストルベルトはサバイバルゲームでも動きやすいと思いますし、レプリカでも一本あると便利かと思います。
プラスティックのクイックリリースバックル
クイックリリースできるバックルです。指を引っ掛けるだけで開ける優秀な奴なんですが、メス側の首がパッキリ逝きそうで毎回ヒヤヒヤします。
自衛隊の戦闘装着セットのベルトのバックルもこれと似た、というかそのまんまの奴でしたね。変なのだとMGSのスネークがM56ベルトにクイックリリースバックルを合わせたようなベルトを付けてたりします。
ベルト先端
ALICEからはハトメが2個になりました。サイズ調整が以来のハトメにホックを留める方式ではなく、ギザギザの金具で噛みあわせて固定する方式になりました。左右に2つずつ付いている金属製のキーパーですが片方はバックル側に、もう片方はサイズ固定の金具側に移動させてサイズが勝手に変わるのを防ぐようです。
サイズ調整の動作
出典 1977年発行 米軍教本 FM 21-15
サイズ調整したいときには、金属製のキーパーをバックル側に寄せかみ合わせ金具を持ち上げスライドさせて調整します。調整が終わったらちゃんと戻しましょう。
タグ部分
タグです。LC-2の記述があります。82年度予算調達品のようです。調べた感じだとLC-2タイプが支給されたのは81年からのようですね。NSN 8465-01-120-0674。サイズはMEDIUMサイズです。
着用サイズの説明
出典 1977年発行 米軍教本 FM 21-15
教本によるとウエストが30インチ(76.2センチメートル)までの人はMEDIUMサイズを、それ以上はLARGEサイズだそうです。確かM56も同じはずでした。

終わりに

ALICE装備は私が最初に手を出した装備なんですけれども全然集まってないんですよね。PASGTのアーマーを買って80年代~90年代米軍装備やりたいんですけども。
夏にボディアーマーを着て蒸し風呂になってゲームをしている方、ALICE装備は軽装で組み換えも出来ますし涼しいので是非やりませんか?

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