OD弾納は陸自以外にも空自と海自でも使っていたんでしょうね。
前面
基本的なデザインは現在の弾納と変わっていません。留め具に亀の甲ホックを使っているのも伝統?としてそのまま戦闘装着セットに引き継がれています。材質としましてはOD色のビニロン生地です。まー今となっては時代遅れのデザインなのは否定できませんが、単純な形なので生産性は良さそうです。この弾納自体は60年代から生産されていますので89式向けに小さくしたとはいえ相当年季の入ったデザインですよね。
背面
弾帯への固定はベルトループを使用します。ループの素材は綿っぽい感じですが多分これもビニロンでしょうかねぇ。PX品だとこの部分がスライドキーパー固定になっているものも存在します。そっちのほうが使い勝手は良さそうですな。
その横に謎の金具がありますが、これは次の画像で紹介します。
金具での固定
ベルトループに弾帯を通したあとこの金具に弾帯を差し込むことでズレにくくすることができます。よく出来た工夫ですね。弾帯がM1936ピストルベルトなのは旧型弾帯を手放しちゃったからです。前のはハトメが外れてたりしていたのでまたちゃんとしたのを買わなければなぁ。本体が綺麗でもこの金具が錆で腐りかけのもたまにあるのでまあ注意したほうがいいかもしれません。
納入表記
昭和53年度と昭和54年度納入なので結構古いですね。両方とも高島株式会社納品のものです。KKとK.K.の表記の違いがあります。高島株式会社について調べてみましたが、現在でも自衛隊装具を卸しているようでその部門はハイランドテクノ株式会社として高島グループの子会社として活動しているようです。商品案内を見てみますと戦闘装着セットの写真があります。
ヤフオクの商品画像を見る限りモノによっては納入年表記が西暦のもあるっぽいですね。
フラップ部分は別パーツとして組み立てて本体と縫い合わせたっぽいですね。接続部が痛んだり目立たないようテープも重ねて縫っているのでそう簡単に分解はしないかと。
内側
底にはアイレットを打ち込んだドレインホールが2つ開いています。内側に板が仕込んであるとかそういうのはありませんので基本ふにゃふにゃ状態です。型崩れしやすいので注意しましょう…使用例
出典 アメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration) トリミング加工・ぼかし加工済 |
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